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速報(JS-Weekly)

令和6年度介護報酬改定における生産性向上推進体制加算の要件が明確化

#令和6年度介護報酬改定 #生産性向上推進体制加算

 4月30日、厚生労働省は令和6年度介護報酬改定のQ&A(Vol.5)を公表し、生産性向上等に関する疑問に答えている。この文書は、介護現場で生じる疑問に対する明確な指針を提供することを目的としている。

  • 生産性向上推進体制加算 について(問12)

  加算(Ⅰ)(※100 単位/月)の算定開始に当たっては、加算(Ⅱ)の要件となる介護機器の導入前後の状況を比較し、生産性向上の取組の成果の確認が求められているが、例えば、数年前又は新規に介護施設を開設し、開設当初より、加算(Ⅰ)の要件となる介護機器を全て導入しているような場合については、当該介護機器の導入前の状況を把握している利用者及び職員がいないなど、比較が困難となるが、導入前の状況の確認はどのように考えるべきか。

 これらの改定とガイドラインは、介護サービスの質を一層向上させることを目指し、現場のニーズに応じた適切な介護報酬体系を構築するためのもの。厚生労働省は、これにより介護サービス提供者がより効率的で質の高いサービスを提供できるよう支援している。

参考資料: https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001250798.pdf