最新制度解説

速報(JS-Weekly)

〈厚生労働省〉

新型コロナワクチン追加接種 重症化リスクが高い者は5月初旬から

JS-Weekly No.874

#新型コロナ #ワクチン接種

高齢者施設等に対し速やかな案内を

 厚生労働省は4月4日、事務連絡「高齢者施設等における令和5年度の新型コロナワクチン接種について」を発出した。3月7日に開催された第45回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会で了承された方針に基づき、高齢者施設等の入所者に関連する内容を周知するもの。

 令和5年度の追加接種は、接種可能な全ての年齢の者を対象に、秋から冬(9月から12月)にかけて行うとし、新型コロナウイルス感染症にかかった場合の重症化リスクが高い者等については、春から夏(5月から8月)にかけて前倒しでさらに1回追加接種を行うとしている。

春夏の接種スケジュール・対象者などについて
日程 5月8日〜秋冬の接種の開始まで
対象者
  • 新型コロナウイルス感染症にかかった場合の重症化リスクが高い65歳以上の高齢者
  • 5歳以上の者のうち、基礎疾患を有する者その他重症化リスクが高いと医師が認める者

※第二期追加接種(従来ワクチンの4回目接種)の際と同様、重症化リスクの高い多くの者に対してサービスを提供する医療機関や高齢者施設、障害者施設等の従事者にも接種機会を提供

留意事項 各ワクチンについては、 薬事上規定される接種間隔(最終接種から少なくとも3か月)を空けて実施する
使用ワクチン オミクロン株対応2価ワクチンの使用を基本。何らかの理由でmRNAワクチンが接種できない場合は、組み換えタンパクワクチン等も使用可能

 また、各市町村には、管内の高齢者施設等に対して速やかに令和5年春開始接種について案内をし、接種体制が構築できるよう支援すること、施設の取り組み状況について進捗管理をすることなどを依頼している。

参考資料