こころとからだ

こころの橋わたし

〈お悩み 13〉私は楽天的な性格です。 心配性や繊細な性格の 部下から相談を受けても、 「そう? 考え過ぎでは?」と 今ひとつピンときません。 チームリーダーには向いていないのでしょうか。

「介」という字には「間でとりもつ」「たすける」という意味があります。
尊いお仕事をされている皆さまのこころとこころをつなぐヒントになれば幸いです。

 

 

 

 

お悩み

私は楽天的な性格です。
心配性や繊細な性格の 部下から相談を受けても、
「そう? 考え過ぎでは?」と 今ひとつピンときません。
チームリーダーには向いていないのでしょうか。

 

妙慶

リーダーは異なる性格や感情に対応する
柔軟性をもつことも大事。
部下の気持ちに寄り添って
不安の原因を一緒に考えてみましょう 。

 

 ようこそお便りくださいました。楽天的な性格は、場の雰囲気を明るくしてくれるので、あなたみたいな方は貴重なのですよ。しかし、相手の性格によってはその明るさが受け入れられないこともあることを知ってください。

 あなたが「考え過ぎでは?」と思っても、部下は「考えても不安から這い上がれない」からこそ、あなたに相談しているのです。その気持ちを察するのがリーダーとしての役目ではないでしょうか。

 ではどう返すかというと、「心配になる気持ちはわかる。では、あなたの不安はどこから起こっていることなのかを一緒に考えてみましょう」など、心配性や繊細な性格の部下に対しては、もう少し共感してあげるように努力してみましょう。

 リーダーとして必要なのは、異なる性格や感情に対応する柔軟性をもつことではないでしょうか。楽天的な性格はあなたの個性としてあるときには発揮してください。それが救いになるときもあります。それと同時に色んな性格の人間がいるのだということを理解し、心配性な部下の気持ちに寄り添う姿勢をもつことで、チーム全体の信頼を得られるのではないでしょうか。