こころとからだ
こころの橋わたし
〈お悩み 22〉若いスタッフが意見を言うと すぐに遮って 否定する上長がいます。 結局、誰も意見を 言わないようになり、 介護の質の向上も望めません。

「介」という字には「間でとりもつ」「たすける」という意味があります。
尊いお仕事をされている皆さまのこころとこころをつなぐヒントになれば幸いです。

お悩み
若いスタッフが意見を言うと すぐに遮って
否定する上長がいます。
結局、誰も意見を 言わないようになり、
介護の質の向上も望めません。
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妙慶
心がいっぱいになっている上司が
少しでも安心できるように
感謝や励ましのことばを
そっと添えて 緊張を和らげてあげてください。
上司がすぐに否定的なことばを返してしまうのは、日ごろの仕事の悩みや責任の重さが積み重なって、不安やストレスを抱えているからかもしれません。人は心がいっぱいになると、違う意見が出ただけで反発が強くなり、自分を守るために無意識に相手の意見を遮ってしまうことがあります。
そんな時こそ、まずは上司が少し安心できるように「今日もよろしくお願いします」「ありがとうございます」「助かります」という心からの感謝のことばや、励ましの一言をそっと添えてみてください。
こうしたことばは、相手の緊張を和らげ、場の空気をあたためてくれます。また、反発されたときも、「なるほどですね」といったん受け止めると、「まず聞いてもらえた」と上司の心に安心が生まれ、信頼の土台が育っていくのではないでしょうか。
お釈迦さまは「和合(わごう)」を大切にされました。違いを排除するのではなく、互いに耳を傾けながら心を寄せ合うことが、良い関係と良い仕事を生むのだと。あなたから発する一言が、「私たちは敵ではなく、同じチームです」とそっと伝える灯りになることでしょう。職場に少しずつ和の風が戻りますように。