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結果発表! 第18回 介護作文・ フォトコンテスト 〜見つけた、介護の魅力、喜び〜 PART.04 ケアニンショートフィルム感想文


[ ケアニンショートフィルム感想文 ]総評コメント
ケアニンショートフィルムをご覧いただき、介護のマイナスイメージがご利用者やご家族に寄り添う「尊い仕事」へ変化する過程を捉えられ、感想文として描いてくれました。それは、介護する人(ケアニン)に対する深い理解や共感の広がり、ひいてはケアニンに対する応援の声へと変換されるきっかけになったと思います。改めて、ケアニン自身、介護を必要とする方、そのご家族等、多くの方々にご視聴していただければ幸いです。
広報委員会 副委員長 正田 貴之
外部審査員 作家・エッセイスト 岸本 葉子 さん
“介護の循環”(Cycle of caregiving)
福井県 パトリアーカ ラレイン パレニョ さん
ケアニンショートフィルムを見て、介護の現場における喜びと苦労の両方を知ることができました。映像の中では、利用者と介護職員の関わり、家族の思い、そして新人職員の葛藤が描かれており、とても心に残りました。
特に印象的だったのは、介護職員が本当に虐待とかあるんじゃないですかと疑われる場面です。介護の仕事は、外から見ると誤解されやすい部分が多いと感じました。しかし、実際には利用者の立場に立って寄り添い、支える姿があり、その努力は簡単には見えないものだと気づきました。
また、新人職員がこんな仕事もう辞めたいと悩む姿もリアルでした。私ももし同じ立場なら、不安やストレスを強く感じると思います。介護の仕事は体力的にも精神的にも大変で、時にはやりがいを見失うこともあるでしょう。しかし、映像の中で職員が利用者と心を通わせたり、感謝の言葉をもらったりする場面を見ると、続けていてよかったと思える瞬間があることも分かりました。そのような経験が介護職を支える力になるのだと感じました。
さらに、介護は利用者本人だけでなく、その家族にも深く関わる仕事であることを学びました。家族が抱える不安や葛藤に耳を傾けることも大切であり、単に身体の世話をするだけでなく、心のケアも必要なのだと思いました。介護職員は、利用者、家族、医療関係者とのつながりの中で信頼を築き、人間らしい生活を支えているのだと強く感じました。
今回のショートフィルムを通して、介護の現場には困難も多いけれど、同時に大きなやりがいや喜びがあることを学びました。介護は人と人との関わりを大切にする仕事であり、相手の気持ちを理解しようとする姿勢が何よりも重要だと思いました。私自身も、もし将来介護の場に関わることがあれば、利用者の立場に寄り添い、小さな変化にも気づけるような人になりたいと思います。そして、介護の仕事に対して社会全体が正しい理解と尊敬を持つことが必要だと感じました。
最後に、ケアニンの映像は単なるドラマではなく、現実に近い状況を描いているからこそ、強いメッセージが伝わってきました。私は、この作品をきっかけに介護への理解を深めることができ、今後は自分の身近な人に対しても思いやりを持って接したいと思いました。介護の仕事は簡単ではありませんが、だからこそ人の心に響く価値があるのだと感じました。この学びを心にとどめ、日常生活の中でも相手を尊重する姿勢を忘れないようにしたいと思います。
介護は簡単ではありませんが、だからこそ人の心に響き、社会に大切な意味を持つ仕事だと強く感じました。
介護をするということは 熊本県 洲本 さん
「ケアニンショートフィルム」を閲覧して介護のやりがいや、役割、介護するという事から学べるものが動画を通して伝わってきました。私は福祉系高校の3年生で、1年生の時から介護実習に行かせていただいていました。その中で、1年生の時は「新人介護職編」の未来さんと同じ思いで、やりたい事も見つからず、なんとなくで福祉科のある高校に入学しました。私の通っている学校では1年生と2年生では夏季と秋季と2回に分けて実習を行うのですが、夏季は夏休みに実習があり、それもありますが、初めて身内でない高齢者と一日を過ごすという経験がなく最初は「怖い」「不安」「嫌だ」とマイナスな気持ちが募るばかりでした。
案の定、介護実習では利用者様とどのようなコミュニケーションを取ればいいのか分からなく、棒立ちしか出来ないことや、介護技術も緊張で全く上手くいかなく、実習中の控え室で積もりに積もった思いが爆発して泣いてしまうこともありました。失敗続きで、「実習に行きたくない」「こんな思いをするなんて思っていなかった」なんて思う毎日でした。
そんなある日、1人の利用者様で『縁』の話をされた方がいました。その方は認知症でくり返し話されていたことを覚えています。内容は、「ここであなたと会えたのも、何かの『縁』ね。あなたと繋がりが出来たのが嬉しいわ。」と実習で憂鬱になっていた私に話してくれた事を思い出しました。学ぶ事も多く、やりがいもモチベーションも見つからない私と、成り行きで介護福祉士として働き「やめたい」という思いが強かった未来さんと少し重なる部分があり、利用者様を通じてやりがいを見つけられた所が共感出来ました。
サラリーマン転職編の雅彦さんは「生活のため」「お金のため」と介護を業務化していたのを1人の利用者様と出会い、介護をすることとは「命に触れ合い、生き方を学ぶ仕事」と感じる事が出来たのが伝わってきました。「笑顔」で利用者様に喜んでいただけるような介護をされているシーンが印象的でした。
お母さんの仕事編では、介護福祉士として働くお母さんを持つ亮太さんは、お母さんが仕事で授業参加や夜遅くに呼び出されたり、1人で泣いたりしている姿を見て何故続けるのかを問うシーンがあり、お母さんは「人はみんないつか死ぬから、それまで精いっぱい生きることが大切。そこに寄り添うのがお母さんの仕事なの。」と介護者としてとても大事な姿勢を教えてくれました。支え支えられる仕事編では、突如世界を襲い、普段の生活もままならなくなりました。その中で感染対策としてマスク、換気、リモートなどの対応を行い、いつもと変わらない生活を取り戻そうと介護士の方々が奮起される様子が短い動画なのに伝ってきました。私も介護する気持ちを忘れず、生きていこうと思える動画でした。
介護職はきつい、つらい、汚いなどマイナスな印象を持たれがちな職業だ。ケアニンショートプログラム「あー辞めたい」の動画を見るまでは、そう思い込んでいました。
介護職は利用者さんとの距離、信頼関係が大切な仕事でありながらも、信頼されるまでにものすごい時間がかかるものだと感じました。何度話しかけても返事が返ってこなかったり、思うようにご飯を食べてもらえなかったりします。この行動が介護者にとって一番つらいことであり、「誰の役にもたっていない」「なんでここで働いているんだろう」「もう辞めたい」などのネガティブな考えにつながることの一つなのではないかなと思いました。ですが、利用者さんは常に介護者さんの頑張りや努力を見ているということを知りました。つらい、辞めたいと思っても、もう少し踏ん張って耐えてみると、きっといいことがあるということ。利用者さんとの信頼関係が築ける。そして利用者さんの好きなこと得意なことなど何か新しい発見ができる。この動画を見てそう感じました。
今現在、介護職に就く人は減少しているといったニュースをよく目にします。おそらく私とおんなじように偏見を持ったまま何も知ろうとしない人が多いことが原因なのではないかなと思います。また、介護職は給料が他の職業に比べて低い傾向にあると思います。このような面にも、もっと政府が、国民が目を向け、解決していく取り組みが必要なのではないかと思いました。
介護職はマイナスな印象だけではない。利用者さんとの距離が縮まり、信頼関係を築くことができる素敵な職業なんだ。利用者さんだけでなく、利用者さんの家族からも「ありがとう」といってもらえる職業なんだ。この動画を見てそう思い、介護職のあり方について深く考えることができました。人の命を預かり、責任ある仕事をこなす介護者さんはかっこいい、そう思いました。介護者さんの思いや、ありがたみが分かりました。介護職に就こうか迷っている人、介護職について何も知らない人にぜひ見てほしい動画です。

