最新制度解説

速報(JS-Weekly)

〈厚生労働省〉

介護福祉士国家試験の合格者発表、合格率は2年連続で8割超

JS-Weekly No.921

#介護福祉士国家試験 #合格率 #EPA

合格者数は6万1747人で前年より4964人減

 厚生労働省は3月25日、第36回介護福祉士国家試験の合格者数などを発表した。受験者数は7万4595人(前回比4556人減)で、このうち 6万1747人(同4964人減)が合格した。合格率は82.8%で、過去最高を記録した前回から1.5ポイント減少したが、2年連続で8割を超えた。

 合格者の性別では男性が1万8580人(30.1%)、女性は4万3167人(69.9%)。合格者を受験資格別で見ると、社会福祉施設の介護職員らが3万8363人(62.1%)と最も多く、次いで訪問介護員らの8481人(13.7%)だった。

EPAに基づく外国人介護福祉士候補者の合格者数・合格率は大幅に減少

 経済連携協定(EPA)に基づく外国人(ベトナム、インドネシア、フィリピン)介護福祉士候補者の受験者数は521人(前回比632人減)で、合格者数は228人(同526人減)、合格率は43.8%で前回から21.6ポイント減少した。

 合格者数を国籍別に見ると、インドネシアが42人(合格率22.2%)、フィリピンが33人(同21.3%)、ベトナムが153人(同86.4%)となっている。

 EPA介護福祉士候補者の受験者が前回から大幅に減少したことについて厚労省は、新型コロナウイルス禍の入国制限が影響していると分析している。

参考資料①
参考資料②