最新制度解説

速報(JS-Weekly)

〈厚生労働省〉

40〜64歳の介護保険料が月6276円になる見込み

JS-Weekly No.912

#介護保険料 #第2号被保険者

高齢化による介護サービス費用の増加により、保険料は過去最高を更新

 厚生労働省は1月17日、令和6年度の40〜64歳(第2号被保険者)の月額の介護保険料が、6276円になる見込みであると発表した。令和5年度見込み額から60円増加し、過去最高を更新。介護保険制度が始まった平成12年度と比較すると、3倍以上に増加したことになる。高齢化により介護サービス費用が膨らんだことが最大の要因で、負担は今後も重くなっていく見通しだ。

 なお、40〜64歳の会社員は労使折半で、自営業者らの場合は公費で半分を負担するため、実際に支払う費用はこの半分となる。金額は毎年改定され、月額平均でみると5年前より744円、10年前より1151円増加している。

 一方、65歳以上の介護保険料は3年ごとに見直され、令和3〜5年度の基準額は全国平均で月6014円。令和6年度以降の金額は今後決まるが、1月22日の介護給付費分科会では、月額で数百円上がる見通しが示されている。