最新制度解説

速報(JS-Weekly)

〈厚生労働省〉

介護医療院の開設状況、昨年12月末から13施設増加

JS-Weekly No.883

#介護医療院 #開設状況

介護医療院の開設状況、横ばい傾向の増加が続く

 厚生労働省が6月に公表した調査結果によると、介護医療院は3月末現在764施設で、令和4年12月末から13施設増加したことが分かった。令和4年の6月末から9月末で12施設増、同年9月末から12月末で12施設増と、全体的に横ばい傾向が続いている。

 764施設を類型別にみると、重篤な高齢者向けの「I型」が 515施設(67.4%) で9施設増加し、容体が比較的安定した高齢者用の「II型」が244施設(31.9%) で4施設増加している。それらの「混合型」は5施設(0.7%)で、増減なしとなっている。

介護医療院の施設数
令和4年
6月30日時点
令和4年
9月30日時点
令和4年
12月31日時点
令和5年
3月31日時点
介護医療院の施設数(合計) 727 739 751 764
I型 492 498 506 515
II型 230 236 240 244
混合型 5 5 5 5

 転換元の施設は、「介護療養病床(病院)」が473施設(61.9%)と最も多く、5施設増。次いで「医療療養病床(療養病棟入院料1または2の算定病床)」が152施設(19.9%)で 1施設増、「介護療養型老人保健施設」が99施設(13.0%)で増減なしなどとなっている。

 また、介護医療院の病床数でみると、3月末現在4万5220床で、令和4年12月末から531床増加した。このうちI型が3万3224床(73.5%)で339床増、II型が1万1996床(26.5%)で192床増となっている。

 なお、介護療養病床(介護療養型医療施設)は、令和6年3月31日をもって廃止されるため、介護医療院などへの転換がすすめられている。

参考資料