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速報(JS-Weekly)

〈政府〉

コロナ5類移行に伴い、マスク着用の新たな考え方を示す

JS-Weekly No.866

#新型コロナ #5類移行 #マスク着用

3月13日からマスクの着用は個人の判断、同時に着用推奨のケースなども周知

 政府は、2月10日の新型コロナウイルス感染症対策本部で、新型コロナウイルス感染症5類移行に伴うマスクの着用についての考え方を示した。

 マスクについては、屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねるとした上で、医療機関を受診する際や通勤ラッシュ時といった混雑した電車やバスに乗る際などには、マスクの着用を推奨するなど、着用が効果的な場面について周知していく方針。これらの方針については、5類移行前の3月13日から適用する。

 以下の場面では、マスクの着用を推奨する。

  • 医療機関受診時
  • 高齢者等重症化リスクが高い者が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設等への訪問時
  • 通勤ラッシュ時など混雑した電車やバスに乗車するとき(全員着席が可能な新幹線や高速バス、貸し切りバスなどは除外)
  • 新型コロナウイルス感染症の流行期に重症化リスクの高い者が混雑した場所に行くとき

 また、症状がある人や同居家族に陽性者がいる人などは外出を控え、通院などでやむを得ず外出する際には、人混みを避けマスクを着用するよう求める。

 医療機関や高齢者施設等の従事者については、勤務中のマスクの着用を推奨する。

 事業者では、個人の判断に委ねつつ、事業者が感染対策上または事業上の理由などにより、利用者・従業員にマスクの着用を求めることは許容されるとした。

学校教育の現場では、4月1日から着用を求めない方針

 学校教育の現場では、新学期となる4月1日から着用を求めないことを基本とする。4月1日より前に行われる卒業式では、その教育的意義を考慮し、児童・生徒などは着用せずに出席することを基本とし、その際の考え方を示すとした。

 また、基礎疾患などの事情で感染の不安がある児童・生徒には適切な配慮を求める。

 2歳未満の子どもは、従来通り着用を推奨しない。2歳以上の未就学児は、これまで「着用を一律には求めない」としていたが、改定後は「着用を求めない」とした。

参考資料