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速報(JS-Weekly)

〈政府〉

岸田首相、医療・介護制度改革を主要課題として全世代型社会保障構築会議に指示

JS-Weekly No.847

#全世代会議 #医療・介護制度改革 #後期高齢者

医療・介護の制度改革など3つのテーマについて年末に向け議論を

 政府は9月7日、第3回全世代型社会保障構築本部、第6回全世代型社会保障構築会議を開催した。岸田文雄首相は、中間報告(5月)や骨太の方針2022に基づき、さらなる検討の推進が必要であると発言した。

 特に検討が求められるテーマは次の3つで、テーマごとに会議体を設けて議論を進めていく。

  1. 医療・介護の改革
  2. 子供・子育て支援の充実
  3. 働き方に中立的な社会保障制度等の構築

後期高齢者医療制度の保険料負担などを総合的に検討

 医療・介護の改革の検討項目としては、次の2項目が確認された。

  • 後期高齢者医療制度の保険料賦課限度額の引き上げを含む保険料負担の在り方など、各種保険制度における負担能力に応じた負担の在り方について
  • 2040年を見据えた医療・介護提供体制の在り方について
    「地域完結型」の提供体制の構築に向け、(1)地域医療構想の推進、(2)地域医療連携推進法人の活用、(3)地域包括ケアシステムの整備などを、都道府県のガバナンス強化など関連する医療保険制度等の改革と併せて着実に推進する
    かかりつけ医機能が発揮される制度整備を含め、機能分化と連携を一層重視した医療・介護提供体制等の改革を推進する岸田首相、医療・介護制度改革を主要課題として全世代型社会保障構築会議に指示
    社会保障全体のDXを進める など

参考資料①
参考資料②