最新制度解説

速報(JS-Weekly)

〈厚生労働省〉

後期高齢者等の一部、10月から医療費自己負担2割に

JS-Weekly No.847

#後期高齢者医療費 #自己負担 #後期高齢者

一定以上の所得がある後期高齢者等は、医療費自己負担2割に

 令和4年10月1日から、一定以上の所得がある後期高齢者等の医療費窓口負担割合が2割となる。対象者は、後期高齢者医療の被保険者全体のおよそ20%にあたる約370万人。後期高齢者医療広域連合または市区町村から、10月1日以降の負担割合が記載された被保険者証が交付される(9月ごろ送付予定)。

 負担割合の判定は、課税所得や年金収入などを基に後期高齢者医療広域連合が行う(世帯単位)。主な流れは次の通り。

2割負担者には令和7年9月30日まで配慮措置あり

 2割負担となった場合には、3年間負担を抑える配慮措置が適用される。負担増加額の上限を、1か月3000円とする。同一の医療機関で受診した場合、上限を超えた部分は支払わなくてよい。そうでない場合は、高額医療費として差額の払い戻しを受けられる(入院の医療費は対象外)。

参考資料