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速報(JS-Weekly)

介護人材不足、65.8%の事業所が「不足」と回答—令和7年度介護労働実態調査

▶介護労働者の採用率14.6%、離職率12.4% 若年層の定着が課題

 公益財団法人介護労働安定センターは7月29日、「令和7年度介護労働実態調査」の調査結果をまとめ、公表した。この調査は、介護分野における優れた人材の確保と育成、介護に関わる方々の働く環境の改善、より質の高い介護保険サービスの提供等に資することを目的に実施している。主な調査結果は次のとおり

 

①採用・離職
 2職種(訪問介護員、介護職員)の採用率と離職率は、令和7年度の事業所全体の平均採用率は14.6%(前年比0.3ポイント増)、同離職率は12.4%(同横ばい)となった。増減率は2.2%(同0.3ポイント増)。採用率と離職率の長期的な推移を見ると、いずれもおおむね減少傾向にある。年齢階層別の採用率・離職率を見ると、2職種いずれも「29歳以下」で、各率が他の年齢階層よりも高い値となっており、若年層の定着が課題と考えられる。
 また、事業所全体の従業員の過不足感は、不足とする事業所(「大いに不足」「不足」「やや不足」の合計)は65.8%と、前年度より0.6ポイント上昇している。

②採用活動・職場定着の取組
 事業所が実施している採用活動について「採用に効果があった」と回答したのは、「有料職業紹介所を活用」(53.4%)、「職員に対して友人・知人などの紹介を依頼」(47.3%)などである。現在の法人に就職した主な経路・経緯では、「友人・知人からの紹介」(33.8%)が最も高く、次いで「ハローワーク」(19.4%)、「求人情報サイト」(9.6%)となっている。
 また、事業所が行った取組のうち、採用では「賃金水準の向上」(38.4%)、職場定着では「有給休暇等の各種休暇の取得や勤務日時の変更をしやすい職場づくり」(57.9%)が最も高い効果があったと回答している。

③中途採用者の前職等の状況
 中途採用の介護労働者がこれまでに経験した仕事は「介護・福祉・医療関係以外の仕事」の割合が最も高く(63.6%)、「介護関係の仕事」は50.7%。また、直前の仕事は「介護関係の仕事」が最も高く(36.5%)、その中では「施設系」が15.6%と高くなっている。直前の仕事を辞めた理由のうち、介護関係の仕事であったものは「職場の人間関係に問題があったため」(27.3%)が最も高く、次いで「勤務先の事業理念や運営のあり方に不満があったため」(21.0%)となっている。

 

(参考資料)
https://www.kaigo-center.or.jp/content/files/report/R7_jittai_chousa_press.pdf