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高齢者への新型コロナワクチン接種、3学会が強く推奨
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日本感染症学会、日本呼吸器学会、日本ワクチン学会の3学会は10月21日、高齢者に対する新型コロナワクチンの定期接種を強く推奨する見解を公表した。これらの学会は、新型コロナウイルスがインフルエンザ以上に重症化や死亡リスクを引き起こし、心血管障害などの合併症も見られることから、ワクチンによる予防が不可欠であると強調している。
コロナは5類感染症に移行したものの、昨冬には第10波、そして7~8月の第11波と、流行を繰り返している。3学会は、今夏の流行は収束しつつあるが、今冬に再び大きな流行が予想されることから、ワクチン接種による免疫獲得が引き続き重要だと警告している。
また、「毎年変異を繰り返すインフルエンザウイルスに対して、定期的に新しいワクチンが高齢者に接種されているように、新型コロナウイルスに対しても年に1回は流行株に対応した新型コロナワクチンの接種が必要」と指摘している。
さらに、自己増幅型mRNAワクチン「コスタイベ」については、スパイクタンパク質のmRNAのみが増幅され、感染力のあるウイルスや複製可能なベクターは含まれていないことを説明。これにより、被接種者が周囲の人に感染させるリスク(シェディング)はないとしている。
65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナワクチンの定期接種は、すでに10月1日から開始されており、今後の流行に備えての予防が求められている。
(参考資料・日本感染症学会)
https://www.kansensho.or.jp/modules/news/index.php?content_id=672
(参考資料・日本呼吸器学会)
https://www.jrs.or.jp/activities/guidelines/file/covid-19_20241017.pdf
(参考資料・日本ワクチン学会HP)