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速報(JS-Weekly)

医療・福祉分野の入職超過率がプラスに転じる

#2023年雇用動向調査 #医療・福祉分野の入職超過率

 厚生労働省が8月27日に発表した「2023年雇用動向調査」によると、医療・福祉分野の入職超過率が1.4ポイントのプラスに転じたことが明らかになった。

 前年の2022年調査では0.9ポイントのマイナスとなっており、2023年の結果は回復の兆しを示している。ただし、今回の調査では、プラスに転じた原因については分析されていない。

 2023年の医療・福祉分野における入職率は16.0%であり、離職率は14.6%であった。この1年間で、医療・福祉産業には126万6500人が新たに入職し、一方で115万7100人が離職したことが分かっている。

 医療業を除く、介護・福祉分野だと入職超過率は2.4%と前年から改善し、プラスとなった。

 なお、産業分類を見直し「医療・福祉」としてデータを集計するようになった2004年以降、2022年を除けば、毎年、入職者数が離職者数を上回っている。

 

※入(離)職率は、一般労働者とパートを合わせた「常用労働者」を分母、入(離)職者を分子とした割合。

 

(参考資料:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/24-2/index.html