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速報(JS-Weekly)
〈厚生労働省〉
医療・介護・保育の職業紹介事業者の手数料と離職率を公表
JS-Weekly No.918
#職業紹介 #手数料 #離職率
介護の全国平均の手数料は42万円、離職率は13.9%
厚生労働省は医療・介護・保育分野の職業紹介事業者の地域ブロック別の平均手数料および離職率の公表を始めた。厚労省は職業紹介事業者を選ぶ際の参考とするよう呼び掛けている。
それによると、令和3年度の全国平均の手数料は、介護が42万円、保育が53万7000円、看護が57万2000円だった。地域ブロック別にみると、北陸が介護54万9000円、保育55万5000円、看護72万4000円と高い傾向にあった。
令和2年度の職業紹介事業者が紹介した職員(無期雇用)の6か月以内の全国平均の離職率は、介護が13.9%で最も高く、保育は8.5%、看護は8.8%だった。介護を地域ブロック別にみると、最も高いのは四国で23・7%、最も低いのは東北で6.8%だった。
職業紹介事業者については、かねてから高額な手数料や採用後の高い離職率が問題となっており、昨年6月に閣議決定した規制改革実施計画で手数料の平均値・分布と、離職率を公表するよう指摘されていた経緯がある。厚労省では、今後も毎年度更新していく予定。
また、厚労省では、申請条件、必須基準、基本基準を満たす有料職業紹介事業者を「適正認定事業者」として認定し、ホームページで公開している。