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介護イノベーション最前線
老施協実証モデル施設が活用する介護DX、ICT化の「最新テクノロジー」
2022.06 老施協 MONTHLY
前記事の介護ICT実証モデル事業に参加している2つの施設「砧ホーム」と「六甲の館」では、入所している利用者のために、そこで働く職員のために、どんな介護機器を導入しているのだろうか。ここでは、それぞれの施設で使用している機器の機能や使用状況を紹介する。
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1
見守り支援システム
眠りSCAN砧ホーム
ベッドに設置したセンサーにより、体動(呼吸、心拍など)を測定。パソコンやタブレットにリアルタイムの状態が映し出され、確認が容易に
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2
マッスルスーツ エブリィ
砧ホーム
空気圧を利用した人工筋肉で、使用する人の動きに合わせて調整が可能。何かと腰をかがめることが多い介護業務の腰痛予防に一役買っている
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3
マッスルスーツ
砧ホーム
電気不使用の人工筋肉は、最大25.5kgfのアシスト力で腰への負担を軽減。着脱は10秒で、雨天時・水場でも利用可能。メンテナンスも不要
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4
なでなでねこちゃんDX2
砧ホーム
頭、顎、背中、尻尾の4カ所にセンサーを配置しており、なでると触るの違いを感知して鳴き声を変える。本物のネコの声を録音している
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5
クッション型セラピーロボット
クーボ六甲の館
なで方で尻尾の振り方が変わるクッション。ときどき気まぐれに動く尻尾が、利用者同士の会話となでる行動を促す契機になっている
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6
アザラシ型セラピーロボット
パロ砧ホーム
六甲の館
約50単語を識別し、約20種の鳴き声で反応。まぶた、頭、前・後脚を動かす。アニマル・セラピーと同等の効果を得られると確認されている
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7
見守りケアシステム
M1/M2砧ホーム
利用者の動き(動き出し・起き上がり・端座位・離床)を通知するロボット機能を持った見守りベッド。M2は大体の体重も測定できる
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8
介護リフト
つるべーBセット砧ホーム
車椅子とベッドの移乗に使用できるベッド固定型リフト。職員と利用者が向かい合って顔の見える移乗介助を行い、安心と安全を確保する
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9
インカム システム
砧ホーム
職員同士の連携やスタッフルームからの申し送りについての連絡など、朝の忙しい時間でも一堂に会さずおのおのの場所で情報共有ができる
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10
携帯電話・タブレット
砧ホーム
施設で働く各職員が持つ携帯電話からは、眠りSCANや各センサーの状況が、タブレットからは利用者の生活や今の状態が逐一確認できる
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11
シルエット 見守りセンサ
砧ホーム
リアルタイムで利用者の状態が見守れる。シルエット画像により、プライバシーに配慮しながら、利用者の転倒やけがなどを未然に防ぐ
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12
対話支援システム
コミューン六甲の館
話し手の声や音を分解し、聞き取りやすいクリアな音へ変換。耳につけずに聞こえやすい音を届けることで、スムーズな会話をサポート
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13
見守りシステム
アウルサイト六甲の館
赤外線センサーと人工知能がベッド全体を見守り、被介護者の危険な状態をスマートフォンに通知。非接触で、利用者のプライバシーも保護
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14
車椅子自動洗浄機
リフレッシャーライトⅡ六甲の館
食べこぼし汚れや尿臭も、丸洗いできれいに洗浄できる。洗浄から乾燥までは50〜70分で対応、定期的な洗浄は感染対策にも効果的だ
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15
見守り介護ロボット
aams六甲の館
心拍、呼吸、離着床、睡眠の状態など、離れた場所から利用者の状態をリアルタイムでモニタリングできる。一人一人にアラート設定も可能
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16
入浴介助装置
ピュアット六甲の館
極微細気泡が体を洗浄。バスタブに5分漬かるだけでこすり洗いとボディソープが不要。ポータブルタイプで設置工事もなく使用できる
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17
予測型見守りシステム
ネオスケア六甲の館
カメラがさまざまな危険動作の予兆を検知し、高齢者の転倒事故予防と職員の負担を軽減してくれる。居室の状況はスマートフォンで確認
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18
介護入浴装置
ナノミストバス六甲の館
ミストで体の汚れを落とす。移動可能なベッド型のため軽労働で入浴でき、家庭用電源とコップ1杯の水があれば、どこでも利用が可能
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19
小型
ICタイムレコーダー六甲の館
複雑なシフトや休暇の管理にも対応。サイズも重量もコンパクトで場所を問わず設置できる。ICカードを本体にスキャンさせるだけで打刻に対応
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20
天井走行式リフト
ライズアトラス六甲の館
最大吊下荷重205kg。電動/手動による緊急下降・停止機能、過負荷保護機能、過速度保護機能、吊りベルト緩み防止機能を装備
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21
コミュニケーションロボット
ペッパー六甲の館
利用者とレクリエーションや会話を行い、施設での快適な生活をサポート。アプリを導入することで見守り業務や体調管理にも対応可能だ
撮影=磯﨑威志(砧ホーム)/取材・文=岸上佳緒里