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速報(JS-Weekly)

レカネマブでの治療によるアミロイド除去に加齢が及ぼす影響を明らかに。治療効果は6か月間で予測可能

▶高齢患者ほどアミロイドの減少が大きく除去速度が速い

 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所は5月8日、レカネマブによる治療効果についての研究結果「連続アミロイドPETが示す治療反応の違い~抗アミロイド抗体(レカネマブ)治療の効果は6か月で予測可能~」を公表した。この研究はアルツハイマー病に対する抗アミロイド抗体治療中の患者において、加齢がアミロイド除去の速度(動態)に影響を与える可能性を、実臨床データから明らかにしたもので、初期アルツハイマー病患者23人を対象に投与前、6か月後、12か月後にアミロイドの蓄積量の変化を追跡した。公表された主な結果は次のとおり。

●全例でアミロイドは減少するが個人差が大きい。
 減少の大きさ・速度には顕著なばらつきが認められた。

●高齢患者ほど除去が速い傾向。
 高齢の患者ほどアミロイドの減少が大きく、かつ速い傾向が見られた。

●6か月時点のPETが将来予測に有用。
 治療開始から6か月後のアミロイド減少量が12か月後の減少量を強く予測。

●アミロイドが減っても認知機能が低下するケースがあった。
 治療前から、SPECTで検出される側頭頭頂葉の顕著な血流低下があった患者に見られた。

 同研究所は、今後の展望として、抗アミロイド(レカネマブ)治療の効果には生物学的多様性が存在すること、年齢が治療反応の指標となる可能性、早期PET評価による個別化医療の実現などを挙げており、今後の研究は、抗アミロイド(レカネマブ)治療が効くかどうかではなく、どのように効くかを評価する段階に入ったとしている。

 

(参考資料)
https://www.tmghig.jp/research/release/2026/0508.html