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全国老施協第57回総会を開催
全国老施協は、3月16日に第57回総会を開催した。大山知子会長は冒頭で、「WAM(福祉医療機構)の調査によると、施設の約6割が人材採用に苦労し、大変厳しい状況にある。理由として、給与格差がいまだ大きいことが挙げられる」とし、その改善に全国老施協としてより一層注力していくと改めて語った。また会員に対し「全国老施協とサンドイッチ方式で、より良い結果を勝ち取るために、ぜひ、各地域でも議員等に対し要望などを行ってほしい」と呼び掛けた。続いて、そのだ修光常任理事は、最近の中東情勢の影響による燃料価格の急騰に触れ、「これは災害と言っていい。われわれが努力して何とかなるものではなく、国の補助なしには、施設などの継続も危ぶまれる。今、一丸となって働き掛けなければならない」と鼓舞した。

【議案審議】
出席状況は、代議員数131名に対し、出席者104名、議決権行使書提出者14名、代理出席者1名、他の代議員への委任3名、欠席者9名。定足数(代議員総数の過半数)に達しており、本総会は成立。提出された2つの議案は、いずれも賛成多数で承認可決された。
第1号議案 令和8年度事業計画(案)について
【基本方針】
・令和8年度に実施される介護報酬プラス2.03%の期中改定は緊急的な措置。令和9年度介護報酬改定における改定率引き上げに向けた活動には引き続き注力していく
・特に、離島・中山間地域および人口減少地域における必要な介護サービスの確保に向き合う
・組織力の一層の強化(会員の事業継続を意識した取り組み、各種事業の成果や災害時の連携などのアピール)
【重点事項】
・制度見直しへの発信・提言
・経営力強化への支援
・介護現場における生産性の向上の促進
・介護人材確保に向けた取り組みへの支援
・女性キャリアアップの推進
・大規模災害に対する災害支援体制の構築
・他団体との連携強化、都道府県指定都市老施協・デイ協への支援や役割分担の検討
第2号議案 令和8年度収支当初予算(案)について
・令和8年度収支当初予算書の概要、予算書、内訳表
・令和8年度資金調達及び設備投資の見込み
・令和8年度事業別当初予算一覧
担当審議会報告
【介護給付費分科会(小泉立志副会長)】
令和7年度介護事業経営概況調査結果、基準費用額、処遇改善等の課題、令和8年度介護報酬改定、地域区分、科学的介護情報システム(LIFE)
【介護保険部会(山田淳子副会長)】
介護保険制度の見直しについて、介護保険事業(支援)計画策定にあたり確認すべき指標等
【福祉部会(石踊紳一郎副会長)】
地域共生社会の更なる展開、頼れる身寄りがいない高齢者の対応等、社会福祉法人 制度等の在り方、災害に備えた福祉支援体制、介護人材の確保等

取材・文=東京コア(早坂美佐緒)