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従来型・ユニット型ともに厳しい経営状況
#2024年度 特別養護老人ホームの経営状況について
▶2024年度 特別養護老人ホームの経営状況リサーチレポート公表
独立行政法人福祉医療機構(WAM)は2月20日、リサーチレポート「2024年度 特別養護老人ホームの経営状況について」を公表した。
■赤字割合
赤字施設割合は、従来型45.2%(対前年度+3.1ポイント)、ユニット型31.5% (対前年度+0.4ポイントに拡大しており、と依然として厳しい経営状況であることが示された。
■サービス活動増減差額比率
サービス活動増減差額比率は、従来型1.0%(対前年度△0.6ポイント)、ユニット型5.1%(対前年度+0.2ポイント)となった。
介護職員等処遇改善加算(Ⅰ)、(Ⅱ)の取得割合が、ユニット型の方が従来型よりも高くなっていること等が影響している。
ただし、利用者1人1日あたりサービス活動収益は、従来型ユニット型ともに過去5年間で5%上昇したのに対し、利用者1人1日あたりサービス活動費用は、過去5年間で従来型約20%、ユニット型17.6%と収益の上昇幅よりも大きく上回っており、ともに物価高騰の影響を大きく受けている。
■看取り体制整備状況
8割超の施設で看取り体制を整備済みであることが明らかとなり、体制整備済施設は未整備施設よりも、待機登録者数が多い傾向がみられた。
■定員規模別の経営状況
小規模の施設ほどサービス活動増減差額比率が低く、赤字施設割合が高い傾向がみられた。
大規模の施設は人員配置や経費面で効率化が図りやすい一方で、小規模の施設は人件費負担が重くのしかかり、特に経営が厳しい状況であることが確認された。
■黒字・赤字施設別の経営状況
赤字施設は利用率及び利用者単価が低く、人件費率・経費率が高いことが示された。
加算算定状況としては、従来型・ユニット型ともに黒字施設のほうが上位区分加算の算定率が高い傾向であることが示された。
■過疎状況別の経営状況
赤字施設割合も過疎地域の方が高く、その他の地域と比較して、従来型で2.7ポイント、ユニット型で8.6ポイントの差が見られた。特に従来型は利用率の低さ等が影響し、約半数の施設が赤字であることが示された。
(参考資料:https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/260220_No012.pdf)