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速報(JS-Weekly)

降積雪期の防災態勢強化について

#降積雪期における防災態勢の強化等について

▶中央防災会議会長通知を踏まえ、介護施設が備えるべきポイント

 中央防災会議は令和7年12月2日通知「降積雪期における防災態勢の強化等について」を発出した。降積雪期には毎年多数の事故が発生し、昨冬も除雪中の事故で死者68名、重傷者416名が確認されるなど、高齢者の安全確保が重要な課題となっている。

 

■通知の背景

・豪雪地帯では除雪の担い手不足・高齢化が進行

・過去の豪雪で除雪作業の遅れや事故が多発

・能登半島地震で損傷した建物の倒壊リスクが積雪により増大

・要配慮者支援や孤立防止策の強化が必要と指摘

 

■市区町村及び関係機関が取り組むことを求められる事項

・初動体制の整備

気象情報を早期に入手し、夜間・休日も対応できる体制を確保。停電に備えて非常用電源や燃料を点検。

・情報伝達手段の複線化

地域の実情や要配慮者に対応した多様な情報伝達手段の活用の促進。

・除雪作業時の安全確保対策と除雪体制などの整備

歩行型ロータリ除雪機による事故防止。高齢者による除雪作業時の事故防止。近隣同士の見守りや声かけ。ボランティアの受入れなど。

・孤立への備蓄対策

道路閉塞を想定し、食料・水・燃料等を適切に備蓄。

・医療的ケアへの備え

停電時に必要な医療機器の電源確保を確認し、個別避難計画や自治体・消防との連携内容を再点検。

 

(参考資料:https://www.fdma.go.jp/laws/tutatsu/items/251202_bousai_1.pdf