こころとからだ
こころの橋わたし
〈お悩み 09〉キャリアアップのために資格を取らなきゃ!という思いは強いのですが、結局、仕事に追われて、悲しいほど進みません。
「介」という字には「間でとりもつ」「たすける」という意味があります。
尊いお仕事をされている皆さまのこころとこころをつなぐヒントになれば幸いです。
お悩み
キャリアアップのために 資格を取らなきゃ!
という思いは強いのですが、 結局、仕事に追われて、 悲しいほど進みません。
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妙慶
できそうなことから始めて 心に余裕を作り、
優先順位の低いことは やらなくてもいいのです。
あなたの頭の中は冷蔵庫だと想像してみてください。たくさんの食品がいっぱいに押し込まれています。食べようと思って買っているものばかりです。しかし、何から食べていいのかわからなくなっている状態が今のあなたなのでしょう。そこで解決法です。
POINT 1
やらなければならないことに優先順位をつけ、付箋に書き出してみる
人は「書くこと」で自分を客観視し、心の落ち着きを取り戻せます。また、優先順位を考えるうちに、今やらなくてもよいものが見えてくるものです。移動中などのスキマ時間を活用してみてください。
POINT 2
できそうなことから始めてみる
「できそう」というのは、「比較的早く終われる」と思う感覚のことです。難しそうなことを「やらなきゃ」と悶々としている間に、確実に一つ終わらせることで精神的な余裕が出るものです。
POINT 3
「しなければならない」と力まないこと
力を入れすぎると柔軟な考えがうかびません。力を抜きながら「今日はこんな発見ができた」という気持ちで勉強すると自然に実力はついてきます。
POINT 4
分限を知る
「分限」とは身の程、分際のこと。もともと持っている能力などの限度のことをいいます。物事を受け入れられる器は一人ひとり違います。自分のコップの水があふれそうなときは、どれかを犠牲にしていくことも必要ですよ。