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速報(JS-Weekly)

経産省がヘルスケアスタートアップの手引書を策定

#GROWTH & EXIT PLAYBOOK-ヘルスケアスタートアップと事業会社間の連携・出資・買収のための手引書 #高齢化社会 #介護領域のDXにおける課題

 経産省は2025年3月12日、「GROWTH & EXIT PLAYBOOK-ヘルスケアスタートアップと事業会社間の連携・出資・買収のための手引書」を策定し、公表した。ヘルスケアスタートアップおよび当該スタートアップとの連携・出資・買収を検討する事業会社を対象とし、ヘルスケア業界に関する基本的な市場環境やビジネス領域ごとの課題についてまとめてある。

 手引書では、スタートアップの対象となるカテゴリを「健康増進」「SaMD」「医療DX」「介護DX」の4分野に分類し、それぞれの特徴・課題・資金調達状況・エグジットの現状・出資や買取の手引などを提示。

 介護領域のDX(デジタル化)では高齢化社会における課題解決を目指し、介護現場での業務効率化や利用者のQOL向上を支援するデジタルソリューションを提供することが目的。具体的には、ケアプランの立案支援、業務プロセスの効率化、介護スタッフと家族間の情報共有プラットフォームの提供などが含まれている。主な課題としては、経営のリテラシーの低さやリソース不足、財務基盤の弱さからアナログな業務フローが多いこと、介護による効果測定がデータ化されていないこと、介護市場は、老人ホームデイサービス、訪問介護といった異なる業態に分かれており、それぞれのニーズやペインが異なることが挙げられていた。

(参考資料)

https://www.meti.go.jp/press/2024/03/20250312002/20250312002.html