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速報(JS-Weekly)

〈国立感染症研究所〉

石川県の感染症リスクの考え方を提示

JS-Weekly No.911

#能登半島地震 #感染リスク

過密状態による急性呼吸器感染症、断水の影響による感染性胃腸炎などのリスク大

 国立感染症研究所は1月5日付で、能登半島地震で被災した石川県について、感染リスクの考え方などを「令和6年能登半島地震による石川県における被害・感染症に関するリスクアセスメント表」にまとめ、公開した。

 それによると、避難所の過密状態において、特にリスクの高い感染症は、急性呼吸器感染症(インフルエンザ、新型コロナウイルス含む)で、特にインフルエンザの活動性が高いとしている。

 また、断水の影響で安全な水の利用が困難なことから、感染性胃腸炎・急性下痢症のリスクも高いとしている。

 がれき撤去の作業による外傷などで破傷風などの感染リスクも指摘。さらに咽頭結膜熱は石川県内の定点サーベイランスを踏まえ、過去6年間で最も高いレベルの流行だとしている。

 本アセスメントでは、感染症発生動向調査等のデータを用い、自治体の管轄地域や避難所等での主に流行性の感染症のリスクについて提示。感染症の予防や感染症の被害を減らすために必要な対応策の優先順位付けに活用してもらうことを想定している。詳細は、国立感染症研究所のホームページを参照のこと。

参考資料