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第16回介護作文・フォトコンテスト企画競争コンペ 現体制が進めてきた2年間の振り返りも ほか
2023.06 老施協 MONTHLY
第16回介護作文・フォトコンテスト企画競争コンペ
現体制が進めてきた2年間の振り返りも
POINT
- 介護作文・フォトコンテストは公募ガイド社と取り組み、更なる広がりを目指す
- 期待を超える成果を見せた広報コンテンツの大改革
5月8日の第1回広報委員会では、第16回介護作文・フォトコンテスト委託業者について企画競争コンペを行った。今回プレゼンに参加したのは、朝日広告社と公募ガイド社の2社。ポスター&サムネイル部門の新設や「なかまぁる(認知症関連サイト)」などによる周知を提案した朝日広告社を抑え、過去2回の実績がある公募ガイド社が選ばれた。同社がコンテストの企画運営についての高いノウハウを持つことや、第14回、第15回ともに過去最多の応募作品数を記録したことなどが高い評価を得た。今回は、夏休み直前の小学校・中学校・高校へのアプローチ強化も計画している。委託については、10日の常任理事会で正式に承認された。
また、現体制が進めてきた活動の成果である、「より社会に受け入れられやすいコンテンツ制作」「旧来のデジタルサービスの課題を解決」を振り返った。
広報コンテンツの大幅リニューアル
読者層 | チャンネル | 委託業者 | ||
---|---|---|---|---|
平石会長時代の広報改革 | 2019年 〜2020年 |
会員施設 理事長 施設長 |
紙媒体 | 日本医療企画 |
2021年 | 介護職員 一般国民へ拡大 |
老施協デジタルソーシャルメディアへの拡大 | ||
2022年 | 角川 |
高齢者福祉施設のデジタル化に関するノウハウを普及
全国老施協版介護ICTモデル実証8施設を教材に
POINT
- 全国老施協版介護ICTモデル事業は実地研修で普及推進のステージへ
- デジタル化の裾野を広げつつ、情報収集・利活用を推進
5月12日の第1回ロボット・ICT推進委員会では、11月に開催予定の「第2回全国老人福祉施設大会・研究会議〜JSフェスティバル in 岐阜〜」でのロボット・ICTシンポジウムの構成についての検討を行った。大会1日目・全体会でのシンポジウムは、「介護新時代を支える新たな働き方と介護DX(仮)」をテーマに、全国老施協版介護ICTモデル実証施設での実地研修受講者によるリポートを中心に展開する。この実地研修は、デジタル化ボトムアップ事業として4月1日より募集していたもので、研修先は、令和3、4年度の全国老施協版介護ICTモデル実証事業に参加した8施設。同事業の普及研修として実施する。今年度前期・後期それぞれ参加希望施設を募る。前期の申し込みは、43件(同施設による複数申し込みを含む)、145名。
今年度は、このほかに、介護ロボット・ICT関係情報提供事業として、ICT関連特設ページにおいて、ICT導入の実態調査や導入課題、関係団体などの調査研究資料を掲載。さらに、介護ロボット機器情報を収集し、導入を希望する施設に合わせた情報を掲載していく。また、施設職員の視点で介護ロボット・ICT導入事例の動画を収録・公開する介護ロボット・ICT利活用セミナー事業も進めている。
第1回JS次世代委員会代表者会議を開催
21世紀委員会から名称も変更 気持ち新たに
POINT
- 次世代を担うリーダーの育成とネットワーク構築を推進
- グループワークの手法を用いて現場の課題や困りごとについて議論を展開
5月24日の第1回JS次世代委員会代表者会議では、事業進捗状況の報告とグループワークを行った。
①事業進捗状況報告
「JS次世代アクティビティレポート2022」で昨年度の活動内容(代表者会議、ブロックカントリーミーティング、「第1回全国老人福祉施設大会・研究会議~JSフェスティバル in 栃木~」での徹底生討論)をまとめた。
「JS次世代ワークショップマニュアル」は、引き続き運営する中でバージョンアップを重ねていく。
「令和5年度事業計画」では、人材育成とネットワーク構築の推進を目標に、JS次世代委員会代表者会議(外部講師を招いて新たな知見を得たり、意見交換などを通じてマインド改革を図る)や、次世代ワールドカフェ(カントリーミーティングで学んだフレームワークを生かした自由討議の実施など)を行う。
②グループワーク(4グループに分かれ議論を展開)
テーマ1:現場の課題・困りごと(令和6年度介護報酬改定を見据えて)、テーマ2:介護施設の「入浴」「食事」「睡眠」「移動」を“ガラリ”と変える!~未来を語ろう!~。現場の課題、経営課題、報酬改定に向けた課題などについて4つのグループに分かれて議論。ワークシートを使って、意見の取りまとめを行った。
取材・文=早坂美佐緒(東京コア)