#令和5年度事業計画

令和5年度事業計画（案）のほか、代議員等の選出に係る検討事項取りまとめ

　全国老施協は3月1日、第89回理事会をテレビ会議で開催した。理事総数24名、出席者数19名、欠席者数5名で定足数（過半数）に達し成立した。

　平石朗会長は、開会のあいさつで「介護報酬改定に向けた取り組みだけでなく、会員施設の多くが置かれている物価高騰や人材不足などの厳しい状況への対策などについて、全国老施協として積極的に動き、横展開を図っていかなければならない」と語った。また、次期会長選挙について触れ「新体制になっても、全国老施協の改革については変わらず進めていってほしい」とした。

　そのだ修光常任理事は、先日衆議院で可決した令和5年度予算案について「今回の予算では、『子ども・子育て』が目玉となっているが、社会保障予算の中での話なので、増税などがない限り、介護部分が減らされてしまうことになる。これまで行ってきた地方交付税についての働きかけなど、補助金等の獲得に向けて、各会員がより一層意識して活動することが重要である」と語った。

　今回提出されたのは9議案で、全て可決承認されたが、第5号議案については実施スケジュール等について一部修正を行うこととされた。

• 第1号議案：
  令和5年度事業計画（案）について
  事業評価報告書で示された事業と財源の「選択と集中と再配分」の視点を勘案し、(1)事業の優先順位の設定と廃止、停止、縮小の実施、(2)具体的かつ検証可能な目標設定、(3)訴求力のある事業の実施に留意しつつ、3つの重点事項「令和6年度介護報酬改定に向けた取り組み」、「経営力の強化」、「会員への情報提供力の向上」を中心に、これまで展開してきた諸事業の深化に努める1年とする。
• 第2号議案：
  令和5年度収支当初予算書（案）について
• 第3号議案：
  資産取得資金の資産運用計画（案）について
• 第4号議案：
  諸規程の変更（案）について
• 第5号議案：
  令和5-6年度会長選挙について
• 第6号議案：
  重要な職員の任命について
• 第7号議案：
  役員賠償責任保険（D＆O保険）の更新について
• 第8号議案：
  入退会数について
• 第9号議案：
  第48回総会の招集について

　また、報告資料としては、「代議員等の選出に係る制度検討特別委員会検討結果について」、「令和4年度事業報告書（案）」の2点が提出された。