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速報(JS-Weekly)

〈全国老施協〉

デイサービス事業継続等相談支援 全6回の集団コンサル終了

JS-Weekly No.859

#デイサービス #経営改善 #コンサル

コンサルを受け、実際にワークや意見交換を行いながら経営改善計画を策定

 全国老施協デイサービスセンター部会は12月14日、「令和4年度デイサービス事業継続等相談支援」の第6回を開催した。今回で全6回のコンサルティング(集団指導方式)は終了し、今後は個別相談によるフォローアップと報告会を経て、各参加事業所が経営改善計画の第一歩を踏み出していく。

6回目のテーマは「経営改善計画完成・経営者の役割」

 これまで参加事業所は、自事業所の目指すデイサービスのビジョンやありたい姿、地域の人口動態や他事業所の数、現在の経営やケアの状況などから、具体的に取り組むべき課題は何か、その課題の要因はどこにあるのか、何の課題を優先して取り組むべきかについて、自事業所のメンバーと対話を重ねながら経営改善計画の策定を進めてきた。

 最終回となった第6回では、完成した経営改善計画の内容を基に、計画の作成過程や背景について、2事業所から発表があった。

 その後、全6回の研修内容を振り返り、参加者全員から感想等が述べられた。そこでは「外部環境を知ることができ、自事業所の立ち位置が分かった」「自事業所だけでは解決できない悩みが、集団研修を受けることで解消できた」「リーダーの意識が変わった」「自事業所の職員と対話する機会が増え、思いを共有することができた」「手探り状態で課題解決を試みてきたが、方向性が明確になった」など、経営改善に向けた確かな手応えを得られたコメントが続き、参加者・事業所双方に有益な研修となった様子がうかがえた。

 最後に、波潟幸敏デイサービスセンター部会長が、コロナ禍で制約が多かった中での参加を労ったうえで、参加者が主体的に参加したことによって質の高い学びと他事業所とのつながりを得る機会になったとして、参加事業所に敬意を表した。また、難局を打開して突破するブレイクスルーのためには、マインドとスキルが必要であるが、そのための答えは外にあるとしたうえで、この集団コンサルを通じて外から取り入れる重要性を認識した参加事業所には、まずはやってみるという素直な心で経営改善の第一歩を踏み出してほしいと締め括った。