最新制度解説

速報(JS-Weekly)

〈全国老施協〉

デイサービス事業継続等相談支援 第5回集団コンサル開催

JS-Weekly No.855

#デイサービス #経営改善 #コンサル

コンサルを受け、実際にワークや意見交換を行いながら課題を明確化し目標を模索

 全国老施協デイサービスセンター部会は11月16日、「令和4年度デイサービス事業継続等相談支援」の第5回を開催した。同事業では、25のデイサービス事業所が、株式会社TRAPE(トラピ)の指導による全6回のコンサルティング(集団指導方式)と個別相談を受け、経営改善計画の策定から成果創出を目指す。

5回目のテーマは「アプローチ・行動計画の具体化」

 これまで、自事業所の目指すデイサービスのビジョンやありたい姿、地域の人口動態や他事業所の数、現在の経営やケアの状況などから、具体的に取り組むべき課題は何か、その課題の要因はどこにあるのか、何の課題を優先して取り組むべきかについて、参加事業所は自事業所のメンバーとの対話を重ねながら経営改善計画の策定を進めてきた。

 この第5回では、それらの課題に対してどのようなアクションを起こし、いつ・だれが・どのように実行していくのか、経営改善に向けた行動計画の具体的な内容を検討したうえで、さらなる計画の具体化に取り組んだ。参加者からは、「各職員が業務整理を行ってなるべく残業がないように取り組んでいる」「職員みんなで話し合って計画の文章化を行った」「意見の言える環境づくりなど少しずつやれるところから取り組んでいる」「スローガンの設定やデイの開放など今までにない取り組みから活気が出てきた」など、この集団コンサルによる計画策定のプロセスで、少しずつではあるものの、変化が生じてきた現状が報告された。その一方で、「少人数の中でどのように次のリーダーを育成していくか」「やるべきことは明確になったが、実際に誰が担当できるのか」など、葛藤する一面も聞かれた。

 参加者は、次回(12月14日)までに経営改善計画を自ら作成した上で集団コンサルの最終回を迎え、「わたしたちの計画」づくりを進めていく。