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速報(JS-Weekly)

〈全国老施協〉

リーダー介護職員向け研修が好評、リーダーの役割を再確認

JS-Weekly No.853

#リーダー介護職員 #強み・持ち味 #ありたい姿

リーダー介護職員の悩みを共有、求められるリーダーの役割を考える

 全国老施協主催は11月1日、「令和4年度 リーダー介護職員向け研修」をオンラインで開催した。今回の研修は、株式会社リクルート HELPMAN JAPANプロジェクトと連携したプログラム。個人ワークとグループディスカッションにより、 5つのセッション(リーダーの悩み、私の仕事ヒストリー、テーマ討議、相互レビュー、ありたい姿)を通して、自分自身を見直し、リーダーの役割とメンバーとの関わり方を学ぶ。そしてリーダーとして自分が「ありたい姿」を描き、職場での実践につなげることが目標となる。

 研修では、まず4人程度のグループに分かれて自己紹介をし、メンバー同士の理解を深めていった。

 「リーダーの悩み」のセッションでは、リーダーとして日頃感じている問題や悩みを思いつくまま書き出したあと、グループワークで共有していった。これらの悩みを、仕事面、対人面、自己面の3つの視点ごとに日常の対応、将来への準備で分けた9つの枠に分類し、整理。視野を広げて自分自身を捉え直し、新しい気づきやヒントを得ることの大切さを学んだ。

人材の育成・定着ではメンバーのやりたいことを実現につなげる関わりが大切

 研修後半のセッション「私の仕事ヒストリー」では、介護の仕事を始めたきっかけ、嬉しかったこと、大変だったが乗り越えることができた体験や場面などを思い出し、グループメンバーと共有。自分が仕事をする上で何を大事にしているのか、自分のリーダーとし目指す姿を徐々に明確にすることで、自己承認を高めていった。

 続く「テーマ討議」は人材育成について考えるもの。自分のスタッフの持ち味などを考えるワークを通し、人材の育成や定着のためには、メンバーの相互理解が大切であること、メンバーの持ち味や強みを知った上で、そのやりたいことの実現を支援するという関わり方が最も効果的であることを学んだ。

 チームメンバー全員の応援メッセージでは、その人の強み・持ち味・(その人)らしさ、今後に向けて期待したいこと・応援したいことを記載し、メンバーと交換。最後に、これまでのセッションで再発見した自分の持ち味、強みなどを記載し、リーダーとしてのありたい姿、ユニット・職場のありたい姿を明確にして、グループメンバーに発表。リーダーとして求められている役割を広げ、深めて、自分の強みを生かしながら、職場での実践につなげることを確認した。