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速報(JS-Weekly)
〈政府〉
新型コロナワクチン4回目接種、医療従事者と高齢者施設従事者に対象範囲を拡大
JS-Weekly No.839
ポイント
① 医療従事者と高齢者施設従事者およそ800万人が対象
② 重症化リスクの高い高齢者を守り、医療提供体制を確保
重症者数や死亡者数は低い水準にあり、新たな行動制限は考えていない
岸田文雄首相は7月14日の記者会見で、新型コロナウイルスについての状況や対応策について説明した。
現在、新型コロナウイルスは、新たな変異株、BA.5への置き換わりが進む中で、10〜30代の若い世代を中心に全ての年代で感染者が増えている。しかし、「重症者数や死亡者数は低い水準にあり、病床使用率も総じて低い水準にある」として、「新たな行動制限を行うことは現時点では考えていない」とした。
世代ごとにめりはりの利いた感染対策を実施
一方で、「社会経済活動と感染拡大防止の両立を維持するためには、世代ごとにめりはりの効いた対策をさらに徹底することが必要」と強調。
具体的には、現在60歳以上の人や、18歳以上で基礎疾患がある人を対象にしている4回目接種について、次のことを説明した。
- 厚生労働省の審議会に諮った上で、医療従事者と高齢者施設のスタッフなどおよそ800万人に対象範囲を拡大する。
- 7月15日から準備を始め、来週以降、速やかに接種を進める。
このことを受け、厚生労働省は7月15日、「高齢者施設等における新型コロナワクチンの4回目接種の促進について(その3)」(事務連絡)を関係団体宛てに発出した。