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速報(JS-Weekly)

厚生労働省 概算要求で過去最大の36兆5,803億円を計上

▶「強く豊かな日本」投資枠には創薬、先端医療の強化など重点分野を充てる

 厚生労働省は、令和9年度の予算概算要求を公表した。一般会計の総額は36兆5,803億円で、令和8年度当初予算額より1兆5,370億円増え、概算要求として過去最大となった。

 年金・医療など社会保障にかかる経費は、一般会計の9割を占める33兆6,872億円を計上。前年より3,397億円増加した。令和9年度から創設される、要求額の上限のない「強く豊かな日本」投資枠には、1兆337億円を計上。創薬力の強化や感染症危機対応、人工知能(AI)の活用、医療DXの推進、医療・介護分野の賃上げなどの成長戦略に関する重点分野に充てられる。

 重点分野では、Ⅰ.戦略分野を中心とした官民連携の国内投資の徹底、Ⅱ.賃上げ環境整備・労働市場改革等の分野横断的な課題への対応、Ⅲ.持続可能な社会保障制度の構築、安全・安心の確保、包摂的な地域共生社会の実現等の3つを掲げた。重点要求のポイントは次のとおり。

○創薬・先端医療分野 1,969億円
 創薬・スタートアップ支援・人材育成、国際水準の治験などを実施できる環境の整備、医薬品などの審査のためのAI導入に必要な経費

○感染症危機対応医薬品等の確保支援  2,129億円
 危機管理投資の観点から、官民連携により感染症危機への備えを強化。研究開発支援、製造支援、備蓄など

○医療DXの推進 934億円
 クラウドネイティブ型の情報システムの刷新、サイバーセキュリティ対策の強化、全国的なデータ連携基盤の整備により、標準化されたデータの全国的な連携・利活用基盤を構築し、AI利活用を加速

○労働市場改革・賃上げ環境整備等の分野横断的な課題への対応 4,815億円
 処遇改善に向けたリ・スキリング支援や生産性向上、女性・高齢者の活躍推進など多様な人材の労働参加の促進、業務改善助成金等の「賃上げ」支援助成金パッケージ等

○医療・福祉の人材、インフラ構築 1,733億円
 デジタル・AI時代の変化に対応した人材の確保・養成を進める。ICT、AI導入による生産性向上、データ共有・利活用の推進、介護・福祉の施設・設備の整備推進など

○攻めの予防医療関係施策 493億円
 疾病リスク低減のための国民の健康リテラシーの向上、データヘルスを基盤としたAI予防医療モデルの構築など

 

(参考資料)
https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/27syokan/index.html