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第1回福祉人材確保専門委員会が開催される
#第1回福祉人材確保専門委員会
厚生労働省は5月9日、第1回福祉人材確保専門委員会を開催した。議題は以下の通り。
(1)介護人材確保の現状について
社会保障審議会福祉部会 「福祉人材確保専門委員会」の設置の趣旨は、2040年に向け、高齢者の増加と生産年齢人口の減少が進む中、将来にわたって必要な介護サービスを安心して受けられるよう、介護人材の確保・定着に向けてより一層取組を強化していく必要があり、それを踏まえながら、介護人材の総合的な確保方策の検討を進めることを目的としている、と旨の説明が厚労省からなされた。
続いて、「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方検討会」の中間まとめを踏まえた論点、介護人材確保の現状について厚労省から説明があり、議論が交わされた。
▶石踊副会長、議題について意見
本会から委員として出席した石踊副会長は、以下の意見を述べた。
○各地域における人材確保の取組について
・行政と連携して介護事業所と地域住民と交流する場を設けるなど、介護の魅力や現状についての情 報交換を進めることで地域住民との間での理解促進を図ることが重要。
・ICTや介護ロボット活用による雇用管理改善の整備を早急に進めていくとともに休暇制度の充実、メンタルケアなどの総合的な取組によって働きやすい職場環境を整えることが重要。
・職業としての介護を理解していない方を対象にテクノロジーの活用が進んだ職場であることや、社会課題に対する介護の重要さという観点をアピールする機会を設けるべき。
○若者・高齢者・未経験者などの多様な人材をどのように確保していくか。
・福祉の職場・現状を理解してもらうことが先決である。介護業務の実際や職場環境などに触れることにより入職のきっかけとなるのではないか。
○外国人介護人材の確保・定着に向けてどのような対策をとっていくべきか。
・定着に向けては、日本語教育や文化の違いへの対応、生活環境整備など、事業所だけでは難しい状況もあることから地方公共団体と連携して行うことが必要。また、受け入れに際してのイニシャルコストやランニングコストに対する支援が必要。
次回の開催については後日連絡となった。
(参考資料:https://www.roushikyo.or.jp/index.html?p=we-page-menu-1-
2&category=19325&key=21769&type=content&subkey=587981)