最新情報

速報(JS-Weekly)

医療・介護・福祉の現場を守る緊急集会を開催

#医療・介護・福祉の現場を守る緊急集会 #特設ページ開設 #報酬のスライド導入 #4項目を首相に要望

 参議院自民党の医療福祉に専門性を持つ有志議員が4月18日、「医療・介護・福祉の現場を守る緊急集会」を開催、併せて特設サイトも開設した。今後、代表者が石破茂内閣総理大臣と面会し、要望することなどを報告している。

 有志議員らは令和6年12月に加藤財務大臣、福岡厚生労働大臣、赤澤内閣府特命担当大臣に向けて「診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス報酬等について物価・賃金の上昇に応じて適切にスライドする仕組みを導入すること」「社会保障予算の目安対応について、歳入の十分な見える化を図りつつ財政フレームの見直しを行い、高齢化の伸びの範囲内に抑制するとの取り扱いを改め、物価・賃金の上昇を踏まえた仕組みへと見直すこと」「これらを確実に行いつつ薬価改定のあり方を見直すこと」「小児医療・周産期体制については著しく人口減少していることから政策医療として体制整備を維持するための別の仕組みの検討を開始すること」という4つの要望を提出している。

 同会では、昨今の危機的な経済状況により医療・介護・福祉の現場の危機感が急速に大きくなっていると表明。根本的かつ緊急の報酬制度の改革が必要であり、これまで政府が基本としてきた社会保障費確保の「目安原則」を変える必要があるとしている。その結果、ほぼ全員となる衆参の自民党国会議員、前議員の300名余りが署名をし、賛同を得た。

 今後はこれらの要望をまとめ、首相に要望するとしている。

 また特設サイトでは、全国老施協を含め医療・介護・福祉団体の各代表者から緊急要望に関するメッセージの動画を掲載している。

(参考資料:https://www.jimihanako.jp/med-well-emergency2025