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「令和6年度介護人材定着研修」が好評、役職者の存在価値の向上と組織づくり
#令和6年度介護人材定着研修 #「いてもらわないと困る人財」であり続けるために
10月18日に全国老施協主催の「令和6年度介護人材定着研修」が開催された。講師は株式会社エスティーエス ラーニング代表取締役社長の山﨑順一郎氏。研修に先立ち、介護人材対策委員会の西山委員長が「全国的に不足している介護人材の採用や育成、定着に関わる課題を解決する糸口になれば」と研修の主旨を説明した。コロナ禍を経て久々に対面での開催となった今回は、北海道から九州までの各地の施設から54名が参加。テキストの設問の答えをグループワークで導き出し、正解したグループには加点される方式で進み、リーダーを中心に和気あいあいと積極的に意見交換がなされた。
来場者アンケートでは「介護職は自分のファンをつくることが仕事、という考え方が新鮮だった」などの感想も寄せられ、多くの参加者が新たな気づきを得られた研修会となった。概要は以下の通り。
●目的
充実した役職者(リーダー)人生を送り続けるために、組織で働く基本行動を学び、役職者としての存在価値を高める
●狙い
1. 役職者としての存在価値の高め方を理解する
・自分のやりたいことだけをやるのではなく関係者からの「声なき期待」に日々応え続ける
・その業界や職種のプロとして、また、組織人、役職者として、それぞれの「スタンス(心構え)」「セオリー(理論)」「スキル(技術)」の向上と、人間性を高める努力を継続する
2. 役職者としての存在価値を高めるために欠かせない「組織人5つの基本行動理論」を習得する
1)業務尊重…施設のファンづくり、経費削減に貢献する
2)秩序維持…規則を守り、組織の平和を守ることで仲間のやる気を保つ
3)相互親密…仲間の美点を探して信頼し、多くの仲間と強い協力関係を築く
4)自己成長…能力をつけるための能力(メタ能力)を磨き、自分で自分を育てる
5)共同体…自分の人生の幸せに直結する法人と仲間を大切にする
3. 役職者としての人格律(心と行動のクセ、習慣)を点検し、更新していく