認知症施策推進基本計画「市民の声を募集」

2024年7月26日

#パブリックコメント　#8月8日締め切り

　厚生労働省は7月10日、今秋に閣議決定を予定している「認知症施策推進基本計画」の素案について、パブリックコメントの募集を開始した。締め切りは8月8日。この素案は、今年1月に施行された認知症基本法を基に、施策の方向性を示している。

素案の背景と議論の経緯

　政府は6月20日の認知症施策推進関係者会議で素案を提示し、2回にわたり議論を重ねてきた。これらの会議で出た意見や今回のパブリックコメントを参考にして、次回の会議で計画案を示す予定。

認知症施策の方向性

　素案では、認知症患者の意思を尊重し、強制的な治療の削減や意思決定支援の重要性が強調されている。また、認知症予防に関しては、一次予防だけでなく、早期発見・早期治療を行う二次予防、進行を抑制する三次予防も含めた重層的なアプローチが提案されている。

今後の見通し

　今後、関係者会議での議論とパブリックコメントを踏まえて、より具体的で実効性のある認知症施策推進基本計画が策定されることが期待される。厚生労働省は、認知症患者とその家族が安心して生活できる社会の実現を目指して、引き続き施策の充実に取り組む方針。

　パブリックコメントの提出方法は、厚生労働省の公式Webサイトから提出することができる。

（厚生労働省公式Webサイト）

最新情報