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速報(JS-Weekly)

在宅療養支援病院の新時代: 令和6年度改定とその影響

#医療在宅医療と介護保険施設の連携

 令和6年度の同時改定により、在宅療養支援病院(在支病)の位置づけがより明確化され、その役割が拡大する見通しだ。日本在宅療養支援病院連絡協議会(在病協)の鈴木邦彦会長は、在支病が在宅医療はもちろん、特に介護保険施設支援の主要な役割を果たすようになると指摘した。介護保険施設との連携において、在支病などは協力医療機関としての機能を強化すべきだという新たな要件が設けられ、その方向性に期待が寄せられている。

 医療と介護の一層の融合に向け、介護保険施設等では「協力医療機関を定めること」が必須とされ、在支病は介護保険施設からの要請に応じて協力することが推奨される。この変更は、在病協が厚生労働省に対して以前から要望していたことが反映されたもの。また急変時だけでなく、日常的な連携の強化が今後の重要課題となる。

 この改定により、往診時の医療情報連携加算が新たに導入され、在宅医療提供体制の24時間化を目指す。また在支病は働き方改革に沿った運営への移行が求められており、管理栄養士による訪問栄養食事指導の体制構築が新たな施設基準に追加された。

 

参考資料:  https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001226864.pdf