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速報(JS-Weekly)

〈全国老施協〉

第49回総会・第92回理事会開催 「素早いキャッチと行動力」大山新体制がスタート

JS-Weekly No.883

#総会 #新会長 #新執行部 #新体制

令和5-6年度会長選挙で当選した大山新会長、副会長5名が正式に就任

 全国老施協は6月20日、第49回総会を開催した。開会のあいさつでは、4年間の会長任期を終える平石朗氏が、強く印象に残っているものとして“コロナ禍”に見舞われた会員施設に対する全国老施協としての対応を行ったことなどを挙げ、「まだ今後も大変なことが多いが、会員施設や介護現場の職員に『全国老施協があって良かった』と思われるような組織にしていってほしい」と新体制へエールを送った。

 代議員総数117名のうち出席者77名、代理出席者2名、委任状提出者2名、欠席者36名(うち事前に議決権を行使した代議員34名)で定足数に達し、総会は成立した。

 今回提出されたのは以下の7議案で、全て可決承認された。

第1号議案:総会議長・副議長の選任について

第2号議案:諸規程の変更(案)について

第3号議案:令和4年度事業報告(案)について

第4号議案:令和4年度決算報告(案)について

第5号議案:会長選挙結果(会長及び副会長候補者)の承認について

第6号議案:役員の選任について

第7号議案:監事の報酬について

 会長に就任した大山知子氏(写真上)は、「介護報酬改定など非常に厳しい年になると思う」と述べ、制度・政策に関して造詣の深い小泉立志氏、瀬戸雅嗣氏、要望活動のプッシュに田中雅英氏に加え、特別養護老人ホーム部会で腕を振るった新任の石踊紳一郎氏、山田淳子氏の5名の副会長と共に、そのほかの問題についても立ち向かっていきたいとした。

会場(砂防会館別館)の様子井上峰夫議長の進行で、新役員について一人ずつ採択していく会場出席者

ポイントは、①介護報酬改定、②全国老施協改革、③女性の活躍、④政治との関連

 同日開催された第92回理事会で新役員体制が承認され、第49回総会では令和5-6年度の活動方針について取りまとめられ、発表があった。

 活動の基本方針としては、次の4つの柱を基に、全国老施協としての組織力・機動力・推進力を伸ばしていく。

  1. 介護報酬改定への対応
  2. 全国老施協改革の継続と進化(深化)
  3. 女性活躍社会の実現促進
  4. 公益法人と政治団体との役割と明確化

 委員会の構成では、経営戦略室を廃止。介護人材対策委員会に「女性キャリアアップ推進部会」が新設された。担当副会長は山田淳子氏が務める。

新役員の約33%が女性。女性の声を生かし、介護業界として団体としての成長を

 常任理事にはそのだ修光氏が再任、常務理事(常勤役員)は新任の里村浩氏。監事は大内隆美氏、中村元彦氏が再任。そのほか18名の理事が選任された。大山会長は、新体制での女性の比率が約33%であることに触れ、「他団体は18%程度。全国老施協が先んじて、女性がキャリアアップできる・しやすい団体に」と語った。

 なお、顧問には平石朗氏が就任する。