#予算編成大綱　#コロナ禍からの回復　#医療・介護の制度改革

コロナ禍での経済社会活動の回復を支えるため、健康医療・介護の体制を構築

　自民党は12月1日、厚生労働部会を開き、令和5年度予算編成大綱案の厚労関係部分を部会長一任で了承した。大綱案では、コロナ禍での経済社会活動の回復を支えるため、健康医療・介護を構築する方針を盛り込んだ。また、全世代型社会保障の構築に向け、医療・介護の制度改革の実行が必要として、地域医療構想や医師偏在対策、医療従事者の働き方改革の円滑な施行に向けた取り組みも推進していく。その他、次のようなことを盛り込んでいる。

• 医療・介護分野のDX推進
• 救急・災害医療体制の充実
• 地域包括ケアシステムの構築
• 認知症施策の推進
• 重症化予防・健康づくりの取り組みの推進
• 歯科保険医療の取り組みの推進
• 医薬品の品質・安定供給の確保とともに創薬力の強化

医療計画と関係計画の一体的な策定の明確化など対応方針案を議論

　部会では、地方からの提案などに関する対応方針案も議論した。医療計画と関係計画を一体的に策定できることの明確化を求める提案があり、その対応方針案として、策定手続きを合理化できることを含めて通知するとした。

　さらに、国家資格に関する手続きをオンライン化するための「国家資格等情報連携・活用システム」の対象者に登録販売者を加えることとした。