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第254回 社保審・介護給付費分科会が開催される
#第254回 社保審・介護給付費分科会
▶小泉副会長、令和8年度介護事業経営実態調査、及びLIFEについて意見
厚生労働省は2月16日、第254回社会保障審議会介護給付費分科会を開催した。議題は以下の通り。
【議題】
1. 令和8年度介護事業経営実態調査の実施について
2. 科学的介護情報システム(LIFE)について(報告)
全国老施協からの委員として出席した小泉立志副会長は、各議題に対して以下の発言・要請をした。
1.令和8年度介護事業経営実態調査の実施について
■ 食事費用の精緻化
基準費用額の適正化のためにはコスト構造の可視化が不可欠であり、委託費の中に隠れている人件費や、エネルギーコストを決算データから可能な限り切り出し分析可能とするようお願いしたい。
■ 訪問介護における効率性の可視化
「訪問先の属性」の区分について、現場の声が反映されたことに感謝する。広大な地域を一台の車で回る事業所と、同一建物内を回る事業所には移動コストの差があり、一律の効率性議論は、地域インフラを壊しかねない。実態に即した精緻な把握こそ、公平な評価の出発点である。
■ 補助金の透明化
一時的な補助金による「見かけ上の利益率」を明確に切り分けるための項目設定は評価する。介護報酬に基づく収支不足という「真の課題」を浮き彫りにすることが健全な改定議論の前提である。
■ 回答率の向上と負担軽減(ICT活用)
職種別の給与按分など、回答に膨大な時間を要する項目が現場の意欲を削いでいる。ICTを活用したデータ連携や自動転記の仕組みなど、可能な限りの負担軽減策を強く要望する。
2.科学的介護情報システム(LIFE)について(報告)
アセスメントの負担感とフィードバックの有用性のバランスを把握していただき、現場が「この入力をするからこそ、ケアが良くなる」と確信できるような方向性を打ち出していただきたい。
■ LIFE関連加算の加算構造の整理について
科学的介護推進体制加算を1層目と位置づけ、他のLIFE関連加算を、科学的介護推進体制加算を算定した上での2層目の加算とする整理の案について、一定の理解はするが、科学的介護推進体制加算は未算定でも、他のLIFE関連加算などを単発で算定している実態があるため、科学的介護推進体制加算を算定していない理由や、単発算定の背景について調査が必要である。
■ フィードバックについて
提供されるデータが現場のケアプラン改善にどう具体的に結びついているのか、その「実践的な活用度」を重視すべきと考える。現場が感じるアセスメントの負担感とフィードバックのスピード感や有用性のバランスが重要であり、「この入力によって、ケアが良くなる」と現場が確信できるような方向性を打ち出してほしい。
(参考資料:https://www.roushikyo.or.jp/index.html?p=we-page-menu-1-