こころとからだ

こころの橋わたし

〈お悩み 19〉入職5年目の正社員です。 40歳のパート介護士さんは 私が若いことを理由に 聞く耳をもたず、 接し方に悩んでしまいます。

「介」という字には「間でとりもつ」「たすける」という意味があります。
尊いお仕事をされている皆さまのこころとこころをつなぐヒントになれば幸いです。

 

 

 

 

お悩み

入職5年目の正社員です。
40歳のパート介護士さんは私が若いことを理由に
聞く耳をもたず、接し方に悩んでしまいます。

 

妙慶

できるだけ相手を尊重し、頼ったり、支えたりして、
警戒心をほぐしましょう。
人間関係に大切なのは 「対立」ではなく「協力」です。

 

 

 職場での人間関係、特に年上のベテランパートさんと年下の正社員の関係は本当に悩ましいですね。やることなすことチェックされると書かれていましたが、それはあなたにリーダーシップを取られるのではないかという警戒心があるからかもしれません。

 であれば、その心をほぐしていきませんか?

 

POINT1  ベテランということは必ずどこかに強みがあります。そこを見つけて心から頼ってみましょう。例えば「○○さんならこういうとき、どうしますか? 私、まだまだなんで勉強になります」と上手に頼ることで、相手は「自分は尊重されている」と安心できます。

 

POINT2  自分を蹴落とすライバルではなく、支えてくれる仲間であることをアピールしましょう。例えば「一緒に良いケアを作っていけたらうれしいです」と、その方を応援していることを表明しましょう。

 

POINT3  あなたがその方を尊重してもなお、行き過ぎたチェックや干渉があったら、一人で抱え込まないことも大切です。「いかに業務に支障が出ているか」という事実を、信頼できる上司や先輩に感情的にならず冷静に報告しましょう。

 人間関係は「対立」ではなく「協力関係」の姿勢を見せることで信頼が芽生え、それが良い仕事につながるのではないでしょうか。