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速報(JS-Weekly)
認知症による行方不明者の死亡者内8割は5キロ圏内で死亡確認
#行方不明者届受理等の状況 #認知症による行方不明者
▶早期発見にはGPS機器やドローン捜索が有効
警視庁生活安全局人身安全・少年課が6月5日、「行方不明者届受理等の状況」を公表。認知症に係る行方不明者の状況について詳しいデータがわかった。
認知症による行方不明者は依然として高い水準で推移している。
令和6年中に受理した認知症の行方不明者のうち、死亡者数は491人。その77.8%にあたる382人が行方不明となった地点から5キロ圏内で死亡が確認されている。
77.8%のうち、最も多いのは「1キロ内」で235人(47・9%)、次いで「1キロ超え5キロ以内」が147人(29.9%)だった。
死亡確認場所は「河川・河川敷」が115人(23.4%)、「用水路・側溝」が79人(16.1%)、山林が71人(14.5%)。これらの場所は、人的捜索が困難となる場合も多く、発見の遅延が行方不明者の生命に大きく影響する。
警視庁は、行方不明者の早期発見・保護のためには、GPS機器等による位置情報の早期把握や、無人航空機(ドローン)による捜索が効果的であるとして、それらを活用した発見事例も紹介している。
(参考資料)
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/R6_yukuefumeishakouhoushiryou2.pdf