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速報(JS-Weekly)

ケアプラン連携システム、1年間無償に

#フリーパスキャンペーン #ケアプラン連携システム

▶厚労省が「フリーパスキャンペーン」開始を通知、全国の事業所に導入を促す

 厚生労働省は、6月4日付事務連絡「ケアプランデータ連携システム ライセンス料が1年間無料になる 『フリーパスキャンペーン』開始の案内」を発出した。これは、同システムの運用主体である公益社団法人国民健康保険中央会が実施するもので、令和8年度から本格的に導入が予定されている「介護情報基盤」の円滑な活用に向けた準備の一環である。

 ケアプランデータ連携システムとは、居宅介護支援事業所と居宅サービス事業所、地域包括支援センター等の間でやりとりされるケアプラン情報を、紙やFAXではなくオンラインで完結できる仕組みである。これにより、郵送や電話確認などの手間が削減されるほか、転記ミスの防止や事務作業の効率化が期待されている。

 今回のキャンペーンにより、通常は年間21,000円がかかるライセンス利用料が、令和7年6月1日から令和8年5月31日までの間に利用を開始する事業所については、1年間無料となる。申請手続きは不要で、期間内に利用を開始することで自動的にフリーパスが適用される仕組みとなっている。対象はすべての介護事業所である。

 厚生労働省は、2月6日に発出した局長通知(老発0206第1号)でも同システムの利用促進を呼びかけており、今回の無償キャンペーンはその実効性を高める措置である。併せて自治体に対しては、所管する居宅介護支援事業所、居宅サービス事業所、地域包括支援センターに対し本キャンペーンの周知を徹底するよう要請している。また、介護保険関係団体にも広く情報提供を依頼している。

 フリーパスキャンペーンの詳細は、専用特設ページに掲載されており、導入手順やQ&A、サポート情報が確認できる。

 

 ▶フリーパスキャンペーン詳細

https://www.careplan-renkei-support.jp/freepass/index.html

(参考資料:https://www.mhlw.go.jp/content/001498932.pdf