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速報(JS-Weekly)
介護現場の生産性向上事例とセミナー情報を都道府県に通知
#令和7年度介護現場の生産性向上に関する普及加速化事業一式生産性向上ビギナーセミナー・ フォローアップセミナー参加案内・周知のお願い
▶好事例の共有と支援体制の強化へ、フォローアップの参加も呼びかけ
厚生労働省は、6月10日付事務連絡「『令和7年度介護現場の生産性向上に関する普及加速化事業一式生産性向上ビギナーセミナー・ フォローアップセミナー参加案内・周知のお願い』の再度のご案内について 」を発出した。
今回の事務連絡では、令和6年度に実施された介護サービス事業所・地方自治体に対するヒアリングの結果をもとに、生産性向上を図る先行事例を体系的に整理し、実務に活用可能な形で取りまとめている。また、事例集の送付に併せ、今後実施されるセミナーの案内を別添で添付している。
本セミナーは、介護現場における業務の効率化、ICTの導入、職員配置の見直しなど、生産性向上に関する実践的な内容を対象とし、全国の自治体職員や事業者等を参加対象としている。セミナーでは他地域の好事例の共有や、課題解決に向けた助言、支援策の解説が行われる予定である。
さらに、セミナー受講後も継続的な支援を目的とした「フォローアップセミナー」も計画されており、地域での取り組みを深めるための情報交換や具体策の検討が可能となっている。厚生労働省は、都道府県に対し、関係団体や市町村、地域包括支援センター等への積極的な情報提供と周知を求めている。
通知に含まれる資料では、生産性向上の方向性として、①業務の標準化・簡素化、②ICTや介護ロボットの活用、③職員間連携の強化、④業務分担の見直し、⑤自立支援・重度化防止の推進といった観点から事例を整理しており、全国の事業所で実際に導入された改善策が紹介されている。