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速報(JS-Weekly)

2023年度 社会福祉法人の経営状況リサーチレポート発表

#社会福祉法人の経営状況リサーチレポート #収益改善傾向 #人材確保の課題が浮き彫りに

 独立行政法人福祉医療機構(WAM)は、2023年度の社会福祉法人の経営状況に関するリサーチレポートを発表した。本レポートは、同機構が毎年度実施する融資先法人の財務諸表を基にした経営分析に基づいており、赤字法人の割合減少やサービス活動収益の改善などが確認された一方で、人材確保の課題が依然として深刻であることが示された。

 

・主要な分析結果

①経営状況の改善

・サービス活動増減差額比率(収益と費用の差額を示す指標)が0.7ポイント上昇し、2020年度以来の増収増益。

・赤字法人割合は4.8ポイント縮小した。

②事業別の経営状況

・すべての事業類型でサービス活動増減差額比率が上昇し、赤字法人割合が縮小。

・特に介護主体法人での改善が顕著である。

③人材確保の状況

・全事業で離職率が上昇し、特に保育主体法人では離職率が採用率を上回り、離職超過に転換。

・介護主体法人においては、採用率・離職率ともに他の類型よりも2ポイント高い。

 

(参考資料:https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/250311_No013.pdf

(プレスリリース:https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/pr2454.pdf