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速報(JS-Weekly)

2剤目の認知症治療薬「ドナネマブ」

#認知症治療薬 #ドナネマブ #東京都長寿医療センター

 11月26日にアルツハイマー病の新薬「ドナネマブ」が発売されたことに伴い、東京都健康長寿医療センターは同日、ドナネマブによる治療を希望する人を対象とする外来受診予約の受け付けを開始した。

 厚労省は今年9月24日、日本イーライリリーの早期アルツハマー病(AD)治療薬「ドナネマブ」(販売名ケサンラ点滴静注液)などの製造販売を承認。アルツハイマー病の治療薬としては、2023年12月に発売された「レカネマブ」に続く2剤目となる。

 ドナネマブは、アルツハイマー病による軽度認知障害または軽度の認知症に対する新しい作用機序を持つ治療薬。脳内に蓄積する異常なたんぱく質「アミロイドβ」を除去することで、認知症の進行を抑える効果が期待されている。

 初診外来で投与対象の可能性があるとされ、投与を希望する場合は専門外来を受診する。MRI検査やバイオマーカー検査の結果などを総合的に検討し、ドナネマブの投与対象とされれば、治療が開始される。

 治療は4週間に1回、静脈点滴でドナネマブを投与する。初回は経過観察のため1日程度の入院での実施が予定されている。投与開始から約半年間は、脳の腫れや出血などの副反応を生じる可能性があるため、定期的な脳MRI検査が必要となる。

(参考資料)

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/11/26/03.html

https://www.mhlw.go.jp/content/001335700.pdf