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速報(JS-Weekly)

介護人材確保と職場環境改善に向けた総合対策が補正予算で推進

#令和6年度補正予算案 #介護人材確保 #職場環境改善 #ICT導入 #訪問介護支援

 厚生労働省は、令和6年度補正予算案に基づき、介護人材確保や職場環境改善を目的とした総合対策を本格的に推進すると発表した。予算額は約1,103億円に上り、介護現場の生産性向上と労働環境改善に向けた支援策が盛り込まれている。

 

・対策の概要

1. 処遇改善加算の促進

 処遇改善加算を取得している事業所を対象に、生産性向上や職場環境改善の取組を支援。これには、介護助手の採用費用や研修費用、人件費への補助が含まれる。

2. ICT・介護ロボットの導入支援

 小規模事業所を含む多様な施設に対し、ICT機器や介護ロボットの導入・更新に関する補助を提供。これにより、業務効率化とデータ連係の推進が期待される。

3. 訪問介護提供体制の確保

 新人ヘルパーへの同行支援や研修体制の構築、経営改善支援を実施。中山間地域や離島を含む  訪問介護事業所への重点的なサポートが行われる。

4.介護人材確保のための広報活動

 ホームヘルパーの魅力発信を目的に、リーフレットや広報動画を作成し、業界外からの人材流 入を促進。

 

・実施主体と支援内容

・実施主体: 都道府県、市区町村、業界団体など

・補助率: 国が最大3/4を負担(中山間地域ではさらに高い割合)

・対象事業: 人材確保、テクノロジー導入、経営改善など多岐にわたる。

 

・期待される成果

 本総合対策により、介護職員の確保と定着が進むとともに、業務効率化やサービスの質向上が期待される。特に、訪問介護などの小規模事業所での影響が大きく、地域特性を考慮した支援が進められる見込みである。

 

 なお、詳細は参考資料を参照のこと。

(参考資料:https://www.mhlw.go.jp/content/001343016.pdf