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2025年予算編成の基本方針原案および賃金向上に関する特別セッション(経済財政諮問会議)
#令和7年度年予算編成 #経済財政諮問会議
11月26日、石破総理が開催した経済財政諮問会議で、令和7年度年予算編成の原案および賃金向上に関する特別セッションが行われた。セッションでは医療や介護などの現場でロボットやICT機器の活用を通じた生産性向上や勤務環境の改善によるさらなる賃上げ支援などについての原案が盛り込まれ、取組状況も報告された。
来年度の予算編成における最重要課題は、すべての世代における賃金・所得の増加であり、賃金上昇が物価上昇を安定的に上回る経済を実現することにある。医療や介護分野においては、現場におけるロボットやICT機器の活用を通じた生産性向上、職場環境改善による更なる賃上げ等を支援するという施策の方向性が示された。
また「地方こそ成長の主役である」として、地域の産官学金労言が連携し、それぞれの知恵と情熱を活かして地域の可能性を引き出そうとする取組を後押しする中で、買物、医療、交通など日常生活に不可欠なサービスの維持向上などへの取組を進め、新たな需要創出や生産性向上につなげる施策も打ち出した。
特別セッションでは、足元の人材確保の課題に対応する観点から、令和6年度報酬改定において講じた医療・介護分野の職員の処遇を改善するための措置(2024年度+2.5%、2025年度+2.0%のベア)を確実に届け、賃上げを実現するとともに、生産性向上・職場環境改善等による更なる賃上げ支援に取り組んでいる状況であることも報告された。
(参考資料)
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/1126/shiryo_02.pdf
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/1126/shiryo_04.pdf