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速報(JS-Weekly)
2023年度の介護費用、過去最大の11兆5139億円に
#介護給付費等実態統計 #居宅サービスの増加
厚生労働省は9月26日、2023年度の「介護給付費等実態統計」を発表し、介護サービスと介護予防サービスを合わせた費用が総額11兆5139億2100万円となり、過去最大を記録した。前年からの増加率は2.9%で、介護サービスが11兆2146億1900万円(2.8%増)、介護予防サービスは2993億200万円(5.7%増)とそれぞれ増加した。
●居宅系サービスの伸び幅が大きい
介護サービスの類型別費用では、居宅サービスが5兆409億7200万円(4.0%増)と大きな伸びを見せ、居宅介護支援が5356億8300万円(1.6%増)、地域密着型サービスが1兆9731億5500万円(2.2%増)、施設サービスは3兆6648億900万円(1.7%増)と続いた。
●受給者数の増加
2023年度の年間累計受給者数は6707万9400人で、前年度よりも1.9%増加した。内訳は介護サービスが5629万4700人(1.4%増)、介護予防サービスが1080万8100人(4.4%増)であった。受給者の増加は、介護サービス全般の利用拡大を反映している。
●地域別の費用額に差
都道府県別の受給者1人当たりの介護サービス費用額(令和6年4月審査分)は、鳥取が最も高く22万3100円、最低は埼玉の18万8200円だった。介護予防サービスでは、最高が佐賀の3万6900円、最も低いのは富山の2万2600円と、地域ごとにばらつきが見られる結果となった。
(参考資料:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/kyufu/23/index.html)