#高年齢者活躍企業コンテスト　#高年齢者の働きやすさ

　高齢・障害・求職者雇用支援機構（JEED）は、2023年度「高年齢者活躍企業コンテスト」で、医療・介護事業を展開する3法人に優秀賞を授与した。医療法人祐基会、社会福祉法人名張育成会、社会福祉法人恭敬会は、高年齢者が働きやすい環境を整え、柔軟な勤務時間や継続雇用制度を導入し、評価された。

　祐基会は70歳定年制を導入し、他院で定年退職した高齢者を即戦力として採用。個別の勤務時間調整で短時間勤務を実現し、高齢者の働きやすさを支援している。

　名張育成会は、65歳定年制ながら条件を満たせば70歳以降も継続雇用が可能。高齢職員中心のシフトを組むことで、職員の満足度向上と離職率の低下を実現した。

　恭敬会は60歳定年制を採用し、希望者には70歳までの継続雇用を提供。定年後も基本給や手当、賞与を維持し、短時間勤務や短日勤務の選択も可能とする柔軟な制度を導入している。

　このコンテストは、今回で39回目を迎え、高齢者が長期間働き続けられる環境を提供する企業を表彰する。表彰式は10月4日に東京都内で行われ、高年齢者の雇用モデルとして、今後も他の企業への波及が期待されている。

（参考資料）https://www.jeed.go.jp/jeed/press/kikale0000006pnq-att/kikale0000006pou.pdf