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速報(JS-Weekly)

新LIFEシステム稼働開始のお知らせ

#新LIFEシステム稼働開始 #変更点 #移行手続き

 厚生労働省老健局は、令和6年6月20日に「科学的介護情報システム(LIFE)」の新バージョン稼働に関する通知を発表した。新LIFEシステムは、令和6年度の介護報酬改定に対応しており、介護事業者や施設に対して重要な変更点と移行手続きの詳細を提供している。

 

新LIFEシステムの主な変更点

 新LIFEシステムは、令和6年8月1日から稼働を開始する。新システムの主な変更点は以下の通り。

・介護報酬改定に対応した様式情報の登録が可能:直接登録およびCSV連携登録がサポートされる。

・入力支援機能の追加:様式情報の入力がより簡単になる。

・利用者情報の編集が可能:管理ユーザーだけでなく操作職員も個人情報を除く利用者情報の編集ができる。

・一部重複項目の更新が可能:様式情報入力時に、要介護度などの重複項目を更新できる。

・一体的計画書の出力機能追加:リハビリ、個別機能、栄養、口腔の計画書を一体的に出力できる。

 詳細な変更点については、8月1日に公開される操作説明書を確認。

 

旧LIFEシステムからの移行

 旧LIFEシステムを利用している事業所・施設は、令和6年7月30日までに新LIFEシステムへの移行作業を完了する必要がある。7月31日はメンテナンスのためシステムが停止する予定。移行作業については、「LIFE移行ガイド」を参照。

 ・旧LIFEシステムの停止日:旧LIFEシステムは、令和6年7月31日にサービスを終了。この日以降は、すべての機能が利用できなくなる。移行に必要なバックアップファイルやフィードバックデータのダウンロードを必ず行うこと。

 

新システムの利用と問い合わせ

 新LIFEシステムに関する問い合わせは、令和6年8月1日以降、新LIFEシステムの問い合わせフォームを利用。新LIFEシステムの導入に伴い、各事業所・施設は新システムの利用登録と移行作業を迅速に行うことが求められる。

 今後の円滑なシステム移行と運用のため、本通知の内容を十分に確認し、必要な対応を行うことが求められる。詳細な情報や最新のガイドラインは、厚生労働省老健局の公式サイトで確認できる。

 

参考資料:https://www.mhlw.go.jp/content/001266366.pdf