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速報(JS-Weekly)

ケアマネジャーの業務範囲明確化が急務

#日本介護クラフトユニオン調査 #ケアマネジャー限定実態調査アンケート

 ケアマネジャーの多くが、本来業務とは言えない長時間の電話対応や介護保険外の相談対応を行っていることが明らかになった。日本介護クラフトユニオンが5月27日に公表した「ケアマネジャー限定実態調査アンケート」では、多くのケアマネジャーがこれらの業務に従事しており、過度な負荷を感じているとされた。

 

業務範囲と改善策

 アンケート結果によると、ケアマネジャーの業務範囲が広すぎるため、次のような改善策が求められている。

・業務の明確化

・不明確な業務の担当者決定

・介護保険制度の理解促進

・業務範囲外の行為への報酬引き上げ

 

法定研修と担当者数上限

 更新研修の頻度や費用が高すぎるとの声があり、見直しが必要。また、令和6年度の介護報酬改定で担当者数上限が緩和されたが、多くのケアマネジャーはこの改定に否定的な意見を持っている。

 

オンラインモニタリングとAI

 オンラインモニタリングやAIによるケアプラン作成の利点と懸念が浮き彫りになっており、これらの導入についても議論が進められている。

 ケアマネジャーの業務負担軽減と質の高いケア提供を実現するためには、業務範囲の明確化と具体的な改善策が必要。検討会では現場の声を反映させた実効性のある解決策が求められている。

 

参考資料:https://www.nccu.gr.jp/topics/detail/202405270001